国本学園の目指すもの
学校法人 国本学園
理事長:楠瀬 博久
国本学園は沿革に見る通り1942年の創立によって現在まで64年の歴史を刻んで居ります。その教育課程は国本幼稚園(男女)小学校(男女)女子中学校と女子高等学校で構成されます。
国本教育の志すところ建学精神の根幹は敬神崇祖による真理を畏敬し、あくまでこれに素直に服従する行動規範のもたらす人格形成にあります。
1.個人の人格形成に関して
此の精神の生徒の持つ個性への浸透を意図する校訓は
真心の発揮
自然に対する素直さの涵養
恩を知り恩に報ゆる心の育成 を掲げて居ります。
建学以来これを学習面に於ても日常生活にあってもこの実践に心掛けて居ります。この実践規範は生徒、卒業生はもとより法人役員教職員に於ても等しく適用するものです。国本学園に於てこれらを、人が円満な人間に成長する為の内面的自覚目標として不可欠な要素に算えて居るからです。
此処で最初に現れる真心の発揮は個人の行動に於て神、祖宗への崇敬の念と他者への真実を全うせんとする意志の習慣化であり、「人としての友情の交わり」「社会人としての人とのかゝわり」全ての局面で、真実な自分として生きることの必要性を強調しているものです。
次の自然に対する素直さの涵養、即ち私共の生存する宇宙世界の絶対にして大いなる存在の意志を知り、砕けた素直な心でこれを全面的に受容する心、謙虚で謙遜な想い、その想いの充実こそ限りなく知識を追求し修得する源泉となって、自らを啓発し発展させる原動力となる確信と実証を与えられるものであります。
三つ目の報恩の心の育成は、自己の存在している事自体が、絶対的恵みに基づいて生かされている事実を自覚することによる尽せぬ感謝を実感し、それに基づく人生観の設計と行動を促すものです。
創設者は、摂理の神からの恩寵の実感と自己の現実認識の間隙を際限なく埋める行為を、祭ろうことの意義であるとしています。これが敬神崇祖の精神であり、此の具体的発露が他者への貢献の志しです。ここに於て校訓の3ヶ条は一体となって、人格形成の完成を意図して居ります。
この思想に導くに当っては生徒個人の魂の成長段階に応じて行うべきであって、幼小中高の固有の方針を設定し、亦個人の発展過程を見据えて教導の営みを根気よく実践に当るべきものとして居ります。
2.友人との交わりと個性の尊厳
この地上にあって自分にとって最も大切なものは何物にも替え難い自分自身です。
自分の個性は正にIndividualな存在であり、このidentityこそ尊重されなければならない事は言をまちません。と同時に人は人と共にあってこそ完うせられ、人間となり得る現実を知る(実感する)以上、自己の尊厳が守られると同等の重要度で友人の個性の尊厳も守らなければなりません。そこに真の友情が芽生え協働関係が成立する認識を持つものです。
当然社会生活は他者との接触が基本となります。対話に於て最も大切な事は具体的な相手に対して責任を負い抜くことです。
就中他者への敬しみの心を以って接すること、礼を重んずることが社会発展の礎であるとの古来の教訓を標榜する我が学園は生徒と教師、生徒間及び教職員同志の挨拶、言葉遣いを正しい言葉と美しい振る舞いにこそ相互の内面的心の現れとして習慣化し伝統として受け継いでいます。
礼の持つ内面性は他者への想いやり、仁の心、弱者への惻隠の情は勿論その窮極の姿は愛の持つ最高形態を目指すものであるとの認識を共有して居ります。
そこには当然ながら驕り、高ぶり、傲慢はおろか欺瞞や虐めなど微塵も入り込む余地はあり得ないと確信しています。
3.国本の教育環境と生徒像
教育環境もこの教育目標に相応しい雰囲気を持たせる配慮を惜しまず最大限の生徒の生理的五感(視覚嗅覚聴覚)を和ませるキャンパスの創出を企って(考えて)います。豊かな情操面の支援として喜多見キャンパスでの音楽、書道、美術、茶道、華道、礼法の質的充実に加えて、音響効果の良いサロン風ラウンジホールでの定期的一流アーティストの演奏に触れることが出来ます(地域への開放)。町田キャンパスには古典的ハンマービーム構造の瞑想ホールの活用、野趣溢れる丘陵景観体験、更には周辺数kmの遊歩道や宇宙との接触など理科学習施設を計画中です。
この学園の持つ空気の中に溶け込む児童・生徒たちの表情は清楚で穏やか。素直でどの子どもの瞳も輝いて可愛らしい。そして服装の着こなしと物腰も清潔感が漂い好感が持てます。
又熱心に勉学やスポーツに勤しむ児童・生徒も増加して居ります。固有の知識と知恵を蓄積するうちに、自然と明確な意志を表明する鋭く物怖じしない自信を秘めた強いcharacterをもった生徒に成長してゆく姿-それを眼のあたりにすることを喜びとしているところです。
国本女子中学校・高等学校
東京都世田谷区喜多見8-15-33 TEL:03-3416-4722・3
